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IWC インターカルチュラルパーティー(ブータンの巻)

--+ 2002年7月27日(土)+--

* 注意:下記文章の著作権はすべてタシ・ケルソン・トビゲイ氏にあります。トビゲイ氏の許可無くこの文章を転載することはご遠慮ください。当サイトはトビゲイ氏の了承により氏による原稿の一部を引用しております。

南アジア諸国と比べ、ブータンの経済的特徴は以下のように述べることができます。第一に、ブータン経済は農業を基本としていますが、多くの製品やサービスは貨幣によって取引されています。したがって交換セクターとは別に貨幣経済が発達しているといえます。つまり国内総生産として反映されているものではありません。ブータン経済はそのほとんどをたったひとつの製品を輸出して得られる富に依存しています。それは水力発電によって得られる電力のインドへの輸出です。

もうひとつの興味深い特徴は、百万人に満たない人口しか抱えていない発展途上国であるにもかかわらず、労働力が圧倒的に不足しているという点です。労働力の79%程度は農業に従事する人々です。その他の分野としては工業や建設業、資源の発掘や製造業が挙げられますが、労働力の不足は大変深刻です。ブータンが開放政策をとり始めてたときには、90%の人々が農業に従事していました。しかしこの割合は減ってきています。が、これは必ずしも人々が他の産業に従事するようになったということを意味しているわけではありません。以前は子どもは働ける年齢に到達すると、家業としてやっている農業の手伝いをしていましたが、現在は学校に通うようになってきています。ブータン政府は幼稚園から大学までの教育は全て無料で提供しています。このため労働力が減ってきているのです。

他の諸外国との経済的関係についてお話いたします。現在外国からの直接投資は全く取るに足りない額です。インドの企業以外でブータンにおいて解放的な外国企業はありません。インドの企業は水力発電のような開発プロジェクトに資金を投入して推し進めています

旅行産業はこれから期待できる産業のひとつです。第一に、ブータンにひきつけられている旅行客の関心事はブータンのもつ文化で、これは昔から変わっていません。私たちは先祖の人々がしていたような衣食住の文化を今に伝えています。第二に、ブータンの自然は大変美しいものだということです。ブータン社会の特徴は村社会であるということです。年というものが無く、町があるというものです。首都には数千人が暮らしています。このような国が近代文明世界にまだ存在するということが多くの人には大変珍しく映るのだと思います。

年々ブータンへの観光客は増えてきています。2001年には9千人ものひとが訪れ、1000万ドルもの資金が流れ込みました。"高い価値、少ない量"というのがブータン政府の将来的な旅行産業における主義です。ブータンでは旅行産業にはよいイメージを抱いています。つまりブータン国民にとってよい影響を与えるというものです。ブータンに旅行産業を根付かせれば、政府は隣り合った諸外国だけではなく全世界の国々と密接な協力関係や友好関係を結ぶことができると考えています。

特定非営利活動法人IWC国際市民の会は、国籍・性別・年齢・職業に関係なく、世界の現状に深い関心を持っている人達の集まりです。会員は、各国の独自性を理解し、日常に直面している諸問題の解決に力を合わせて取り組むことを目的とします。
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